［アジア杯GS第１節］日本 ４－２ ベトナム／１月14日／アルトゥマーマ・スタジアム

　森保ジャパンは１月14日、アジアカップのグループステージ第１節でベトナムと対戦。４－２で勝利を飾った。

　開始11分に南野拓実のゴールで先制しながらセットプレーからの２発で逆転を許すも、南野の２点目と中村敬斗のゴラッソで再逆転。85分には、途中出場の久保建英のアシストから上田綺世がダメ押し点を奪って突き放した。

　投入から１分で上田のゴールをお膳立てした久保は、ベンチでこの試合をどうみていたのか。

「正直、今日の試合は、トルシエ監督に僕たちがやろうとしていることをやられてしまった。相手の嫌なことをやって、自分たちのペースでゲームを運ぶことを前半はずっとやられていたと思う。後半、ハーフタイムで修正できて良かったですけど、前半のうちにああいったところは修正していかないといけないなと」
 

　そう切り出したレフティは、「繋ぐチームなのはわかってたんで、カウンターというよりはサイドの裏で狙ったりとか、すごい良いサッカーをしてくるチームなのはわかっていましたけど。おごりじゃないですけど、僕たちはやれるっていう自負はあった中で、思ったより想定を上回られた」と続けている。

「すごく面白いサッカーだなと。僕は日本代表の選手なんであれですけど、中立の立場の人間からしたら、すごく楽しかったんじゃないかなと思って見ていました。これはよくないなと思って試合を見ていましたけど、現地のサポーターの方々はすごく盛り上がったんじゃないかなと」

　それでも、「こういう内容でも勝つのが強いチームなので。そこはポジティブな要素として挙げられるのかな」と結果的に勝点３を手にした点を強調した。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

【PHOTO】日本代表のベトナム戦出場16選手＆監督の採点・寸評。４発勝利も６人に５点台の厳しい評価。MOMは２G１Aの８番