［アジア杯GS第１節］日本 ４－２ ベトナム／１月14日／アルトゥマーマ・スタジアム

　強気のレフティが、素直に相手のサッカーを称えた。

　日本代表は１月14日、アジアカップのグループステージ第１節でフィリップ・トルシエ監督が率いるベトナムと対戦。４－２で白星発進を果たした。

　前半に逆転を許すまさかの展開となるも、先制点を決めた南野拓実の２点目で追いつくと、中村敬斗が圧巻のシュートを叩き込んで再逆転。85分には途中出場の上田綺世がネットを揺らし、勝負を決めた。

　84分から途中出場し、その１分後に上田のゴールをアシストした久保は、ベトナムの繋ぐサッカーに驚嘆したようだ。
【動画】上田でダメ押し弾をお膳立て！久保が出場から１分で絶妙アシスト
「彼らのこの試合にかける意気込みを見せられつつ、ただ気持ちだけじゃなくてしっかり戦術もすごいものがあったので、僕はちょっとベンチで見てて、びっくりじゃないですけど、すごく圧倒された感じがありました」
 

　22歳のMFは「それこそ（所属するレアル・）ソシエダと似たようなところがあるじゃないですけど、本当にポゼッションがしっかりしている」と評し、こう続けている。

「あとは中に入ってくるときのワンタッチがうまいなと。ワンタッチ目の置きどころがうまいから、余裕を持って日本のプレッシャーにも耐えられるし、失わないと思ってるからああいうプレーができるわけで。見てみたいですね、どんな練習をしておるのか。そのぐらい完成度が高く、万全な僕たちだったらどっちが上かわからないですけど、アジアで一、二を争うポジションだと思います」

　元日本代表監督が指揮するベトナムのサッカーに感銘を受けたようだ。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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