１月14日、森保ジャパンはベトナムとのアジアカップ初戦を迎える。

　この注目の一戦を前に、ベトナムメディアは日本に関する様々な情報を報じるなか、『Dân trí』はベトナムサッカー連盟の元副会長ズオン・ブー・ラム氏の発言を紹介。それによれば、同国サッカー界きっての重鎮は、アジア最上位との戦いをこう展望している。

「ベトナムにとって非常に難しい試合だ。日本の強さについては多くを語る必要はないだろう。彼らは今やヨーロッパレベルにあり、多くのヨーロッパのチームでさえ日本には及ばない。ドイツに二度勝ったのは決して幸運だけではない。日本にはヨーロッパでプレーする選手も多くいる。プレースピードは非常に速く、ベトナムは大きなプレッシャーに直面するだろう」
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　さらに「日本と比べてベトナムの欠点は何？」と問われると、「私たちは相手より遥かに弱いので、不利な点がたくさんある」と前置きしたうえで、「最大のデメリットは主に選手層の薄さだ」と答えた。

「私の考えでは、現時点で日本の圧力に耐えられるのは（元横浜FCの28歳MF）グエン・トゥアン・アインだけだ。しかし、トゥアン・アインにフィジカル的な強さはなく、90分ずっと中盤をコントロールできない。残りの選手たちは若すぎて、トゥアン・アンのように警戒を続けるには十分な経験がない」

　同氏は最後に「日本に負けても、国内のファンは驚かないだろう。ただ、大敗はしないでほしい。選手たちが精神的に落ち込んだり、チームのイメージ的に不利になることは避けたい」と力を込めた。負けるにしても、希望を見出せる、次戦に繋がる敗戦を願っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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