「クオリティに議論の余地はない」苦戦する鎌田大地をラツィオ地元メディアが擁護!「監督からSDまで全員が信じている」

2024年01月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼は自分を取り戻さなければならない」

新天地ラツィオで適応に苦しんでいる鎌田。(C)Getty Images

 鎌田大地はラツィオで苦しんでいる。しかし、加入して半年も経っていないことも事実だ。

 契約満了でフランクフルトを退団した鎌田は、新天地にイタリアのセリエAを選んだ。しかし、開幕直後こそスタメンに選ばれていたが、その後はベンチに降格。公式戦22試合出場で1得点・1アシストという数字は、期待に応えられていないと言わざるを得ないだろう。

 鎌田は当初、4-3-3のシステムで右インサイドハーフを務めた。だが、マウリツィオ・サッリ監督はルイス・アルベルトとの共存がチームのバランスを失わせると指摘。その後はルイス・アルベルトとのバックアッパーとなっている。

 スペインの「魔術師」が出場停止や負傷で不在のときは、スタメンで起用された鎌田だが、大きなインパクトを残すには至らず。地元メディアからは厳しい評価が続き、一部のサポーターからブーイングを浴びせられたこともあった。

【動画】エンポリ戦、イタリア代表MFからパスをもらえなかった鎌田。ゴール後も喜ばず
 それでも、ラツィオ専門サイト『cittaceleste』は1月12日、「カマダにも信頼だ。日本人はまだ適応に少し遅れている。だが、クオリティに議論の余地はない」と報じている。

「サッリ監督からアンジェロ・ファビアーニSDまで、全員が信じている。彼が自分の力を発揮できるように、また機会を与えることは確実だろう」

 ラツィオは14日のセリエA次節でレッチェをホームに迎える。ミッドウィークに行われたコッパ・イタリア準々決勝のローマとのダービーでは、鎌田に出場機会がなかった。だが、アルベルト・アッバーテ記者は、『radiosei』で「レッチェ戦では再びカマダが起用されると予想」と話している。

「彼は自分を取り戻さなければならない。自分のためにも、今後のプロキャリアのためにもね」

 開幕したアジアカップで優勝を目指す日本代表のメンバーから外れた鎌田は、事態を好転させることができるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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