「経験した選手が還元するとかはもう古い」アジア杯に挑む堂安律、過去にとらわれない重要性を主張「そういう時代じゃない」「結局、何も変わらない」

2024年01月13日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「新しい選手がどんどん新しいことにチャレンジしないと」

二度目のアジアカップに挑む堂安。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表は1月12日、2日後に開催されるアジアカップ初戦のベトナム戦に向けてトレーニングを行なった。

 練習後に取材に応じた堂安律(フライブルク)は、準優勝に終わった前回大会を経験。「もう4年も経ったかって感じですし、アジアカップを経験している人も少なくなって、メンバーってこんなに変わるんだなって思いもあります」と話しつつ、過去よりも未来を見る重要性を強調した。

「いろいろな選手と話していますけど、過去の経験を、経験した選手が還元するとかそういうのはもう古い考えだと思ってるんで、新しい選手がどんどん新しいことにチャレンジしないと、結局、何も変わらない」

【PHOTO】アジアカップに挑む日本代表招集メンバー26人を一挙紹介!
 10番を背負うレフティは、「もうそういう時代じゃないのかなっていうのもありますし、新しい選手が新しいことを目標に向かって行くことが今までの歴史を変えるキーかなと思ってるんで、過去のことというよりも、次の先のことに向けて」と訴えた。

「そもそも今やろうとしているサッカーもそうですし、現代サッカーに向けてやっている中で過去のことを掘り返しても、何も変わらない。最先端のやり方が最先端のクラブで、いろんなことを取り入れて、個人個人、成長してきていると思うので、それが一つになればチームが成長する。そういうところから一人ひとりがそういう考えになっている」

 過去とらわれず、新しい道を拓いていく覚悟を示した。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「後ろ髪どころじゃない」久保建英、アジア杯でのソシエダ離脱に複雑な胸中を明かす「チームメイトには言われましたよ、何で抜けるんだと」

「お前、流してただろ」アーセナル冨安健洋、復帰戦のプレーを"ダメ出し"された選手を明かす

「間違いなくそういう意図で言ったのではない」冨安健洋がアジア杯に関する苦言の"真意"を説明「AFCに対して発信したつもり」
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事