「非常に不快なメンタリティ」ベトナム識者が日本とのアジアカップ初戦を悲観。OBも「間違いなく大敗するだろう」

2024年01月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「トルシエはより慎重な計算が必要」

アジアカップ優勝を目ざす日本。まずはベトナムと戦う。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 森保ジャパン(FIFAランキング17位)は1月14日、アジアカップのグループステージ第1節で、元日本代表監督フィリップ・トルシエが率いるベトナム(同94位)と対戦する。

 大事な初戦を前に、日本は非公式でヨルダン(同87位)と練習試合を戦い、6-1で大勝を収めた。一方、ベトナムはキルギス(同98位)に1-2で敗戦。この一戦を含め、直近6戦5敗と負けが込んでおり、国内では不安が広がっているようだ。

 ベトナムメディア『SOHA』によれば、同国の識者ヴー・マン・ハイ氏は、こう語っている。

「私の意見では、キルギスに負けた事実は、選手たちに非常に不快なメンタリティをもたらした。大会に入る前に、同等の相手に負けたのだから、もちろんメンタルは良くない。もうひとつの問題は監督だ。このような特殊な条件下で、トルシエはより慎重な計算が必要だろう」
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 同氏はまた身長差に着目。日本は180センチを超えるのに対し、ベトナムは176センチ未満に留まるなか、「質の高い経験豊富な選手が少ない状況では特に、この差は明らかに多くの困難を引き起こす」と指摘した。

「高さの不利は弱点でもある。相手は空中戦で優位に立ち、我々を圧倒できる。これはベトナムチームにとって大きな痛手だ」-

 また、元有名選手のザ・コン氏も悲観的な見解を展開。ベトナムは少なくとも4点差で負けると見ている。

「日本の監督はすでに、格下相手に大量得点を狙うと言っている。我々にとって心配な発言だ。もちろん、日本との対戦時はベストを尽くさなければならないが、間違いなく大敗するだろう」

 最後に、「日本相手に名誉あるゴールを決められるか」と問われたヴー・マン・ハイ氏は、「非常に難しいと思う」と眉間に皺を寄せた。それだけ森保ジャパンは難敵に映っているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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