「間違った補強だった」苦戦する鎌田大地の現状に地元記者が見解「ラツィオは中盤を補強すべきだ」

2024年01月10日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サッリは彼を取り戻そうとし続けている」

ウディネーゼ戦はハーフタイムに交代となった鎌田。(C)Getty Images

 ラツィオはセリエAで3連勝と調子を上げつつある。だが、鎌田大地の苦戦は変わらない。

 1月7日の第19節ウディネーゼ戦で、マウリツィオ・サッリ監督率いるチームは2-1で勝利した。10月以来となる3連勝で、チャンピオンズリーグ出場ラインに3ポイントと詰め寄っている。

 ルイス・アルベルトの負傷もあって、鎌田はこの3試合のうち2試合で先発出場した。だが、フロジノーネ戦はビハインドを背負う中で交代し、その後チームが逆転勝利。ウディネーゼ戦は前半にイエローカードをもらってハーフタイムに交代。代わったマティアス・ベシーノが決勝点をあげた。

 アジアカップの日本代表メンバーに選出されなかった鎌田は、それをバネとしてシーズン後半戦で巻き返すことが期待されていた。だが、周囲との連係はなかなか向上せず、ウディネーゼ戦では各メディアに酷評されるなど、厳しい状況が続いている。

【動画】エンポリ戦、イタリア代表MFからパスをもらえなかった鎌田。ゴール後も喜ばず
 ジャンニ・ベッツィ記者は、『Radiosei』で「もはやラツィオで招集に応じられていないのはカマダだけだ。サッリは彼を取り戻そうとし続けている」と話した。

「だが、間違った補強だった。役割が違うからだ」

 同記者はサッリ監督のシステムにおいて、鎌田の本来の役割がないと見ているようだ。そのため、「ラツィオはメルカートで動くべきだ。中盤を補強すべきだろう」とも述べている。

 ラツィオは10日のコッパ・イタリア準々決勝でローマとのダービーというビッグマッチを迎える。地元メディアによると、ルイス・アルベルトは8日の練習でチームに復帰。ダービーで招集も期待されているという。鎌田に名誉挽回の機会は訪れるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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