「自分が日本代表であと100試合出ても追いつけない」堂安律、G大阪で共闘した“先輩”遠藤保仁の引退に労いの言葉「小さい頃に描いていたキャプテン像とは真逆でした」

2024年01月09日 江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

「もうヤットさんのプレーを見られないのは悲しい」

カタールで調整中の堂安。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 1月9日、元日本代表MFの遠藤保仁が43歳で現役引退を発表した。

 同日、アジアカップに挑む日本代表で調整中の堂安律が、ガンバ大阪時代に共闘した先輩に、労いの言葉を送った。

「もうヤットさんのプレーを見られないのは悲しいですが、ガンバに戻ってきてコーチをされるのは、ガンバファンの自分にとっては嬉しい気持ちもあります。ヤットさんがこれまで積んでこられたキャリアはすごいものだと思います」
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 そう切り出した25歳は、日本代表で歴代最多の152試合に出場した名手に「自分が日本代表であと100試合出ても追いつけないというのは、ヤットさんがされてきたことは本当にすごいこと。そして間違いなくJリーグの価値を上げた方だと思っています」とコメント。G大阪時代について、こう回想している。

「自分がガンバでプレーしていた頃はキャプテンをされていたのですが、自分が小さい頃に描いていたキャプテン像とは真逆で、新しいスタイルを出していくのは、ヤットさんにしかできないことだと感じていました。後輩に全く気を遣わせず、ヤットさんはそういう空気を出してくれ、あれだけ主力の選手なのに、若手に生き生きとプレーさせてくれるのは本当にすごいことと思っていました」

 最後に、森保ジャパンの10番はこう締め括っている。

「またトレーニングなども本当に真摯に取り組んでいる姿を見させてもらって、学ばせてもらいました。次のキャリアでも間違いなく成功されると思いますが、ひとまず本当にお疲れ様でしたとお伝えしたいです」

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部/現地特派)

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