リバプールの遠藤航はアジアカップに離脱する前の１か月で一気に評価を高めた。

　きっかけは、それまでアンカーのレギュラーだったアレクシス・マカリステルの怪我だったとはいえ、スタメン出場を続けてハイパフォーマンスを披露。プレミアリーグの首位浮上に大きく寄与した。

　12月26日のバーンリー戦の後には、ユルゲン・クロップ監督に「なんて選手だ。とても重要な存在だ」と絶賛。そのうえで、アジアカップに行くのは少し残念だと言わざるをえない。彼は去り、我々は別の方法を見つけなければならない」と離脱を嘆いた。
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　その日本代表キャプテンはチームを離れる際、ドイツ人指揮官からどんな言葉を掛けられたのか。１月６日にアジアカップの開催地ドーハで行なわれた練習の後に取材に対応した遠藤に質問すると、やり取りを明かしてくれた。

「グループリーグどこでやるの？とか。あとは、とにかく早く来いってというのと。冗談でね（笑）」

　その一言で記者陣を笑わせた後、「まぁ、普通にグッドラックって感じでした」と続けている。

　もちろんジョークとはいえ、名将の"心の声"とも言えるかもしれない。それほど、リバプールの３番はいまやチームに不可欠なのだ。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部／現地特派）

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