【なでしこ|採点&寸評】日本 1-0 北朝鮮|“我慢のゲーム”は岩渕のゴールで決着! 最終戦を意地の勝利で締め括る

2016年03月09日 小田智史(サッカーダイジェスト)

オーストラリア戦で苦しんだ山根が守護神の働き。

【警告】日本=宮間(90+3分) 北朝鮮=なし
【退場】なし

【日本代表・総評】 6
ボールホルダーにプレッシャーをかけ、アーリークロスやロングボール主体の攻撃を展開。パスミスもあって思うように攻められない我慢の時間が続いたが、全員の必死さが伝わってきた。岩渕の決勝弾以降はチーム全員で凌ぎ切り、最終戦を勝利で締め括った点は今後につながるだろう。

【女子リオ五輪予選 PHOTOハイライト】日本 1-0 北朝鮮​

[個人採点・寸評]
[GK]
12 山根恵里奈 6.5
"ターゲット"にされたオーストラリア戦の反省を活かし、DFとの間を狙って来るボールにも迷わず飛び出す。60分には倒れながら身体でなんとかシュートを防ぐファインセーブ。足もとがおぼつかない場面もあったものの、最後にしっかりとしたプレーを見せた。
 
[DF]
2 近賀ゆかり 5.5
10分、カウンターのピンチに素早くゴール前をカバーして阻止。一方でCBとのパス交換が乱れたり、セカンドボールに対して出足が遅くなるなど、不安定な一面も散見された。

3 岩清水梓 5.5
18歳のイ・チョンシムにフィジカル負け。カウンターを受けての半身の対応が多く、CBとしては苦しいゲームとなった。懸命のコーチングとラインコントロールでなんとか無失点で切り抜けた。
 
4 熊谷紗希 5.5
24分、キム・ユンミのシュートを身体でブロック。身体をボールと相手の間に滑り込ませて上手く球際を制していたが、ライン際でゴールキックを取ろうとした場面では足を出されてあわやの場面もあった。
 
13 有吉佐織 5.5
17分、スリッピーなピッチに足を取られてピンチを招くも、山根のクリアで難を逃れる。相手の攻撃に粘り強く対応していたが、サイドハーフを追い越しての攻撃参加をもう少し出したかった。
 
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
 

次ページ岩渕がチームを勝利に導く決勝弾。未来につながるゴールに。

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