「大迫選手のように常に冷静で…」神村学園の西丸道人が思い描くキャプテン像「自分のできる範囲内でやる」【選手権】

2024年01月02日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「きつい時に自分がどんなプレーをするかで流れが変わる」

主将としてチームを牽引する西丸。写真:田中研治(サッカーダイジェスト写真部)

[高校選手権3回戦]神村学園(鹿児島) 2-1 神戸弘陵(兵庫)/1月2日/等々力

 神村学園は1月2日、第102回全国高校サッカー選手権大会の3回戦で神戸弘陵と対戦。スコアレスで迎えた後半2分に新垣陽盛のゴールで先制すると、その4分後に同点とされるも、同31分に名和田我空の得点で再びリード。そのまま2-1で勝利し、準々決勝へ駒を進めた。

 大迫塁(現・いわきFC)からキャプテンを引き継ぎ、チームを牽引する西丸道人は、どんな想いで今大会に臨んでいるのか。
【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹! 初代から最新19代目の藤﨑ゆみあまで「歴代応援マネージャー」を一挙公開!
「去年は自分が自分がって気持ちがありましたし、(ゴールを)決めることだけを考えていて、ボールに突っ込むシーンが多かった。でも今年は状況判断だったり、きつい時に自分がどんなプレーをするかで流れが変わると思うので、キャプテンとしてあるべき姿を意識しています」

 思い描く"キャプテン像"とは、具体的にどんなものか。

「大迫選手のように常に冷静で、ゲームをコントロールできるような存在になりたいですけど、ポジションが違うので、自分のできる範囲内でやるようにしています」

 神戸弘陵戦は「(個人的に)イージーなミスが多くて、イライラしていた」が、「自分のプレーが多少悪くても、仲間が集中できるように声を出していた」という。これも自分なりの引っ張り方のひとつだろう。

 1月4日に行なわれる準々決勝で近江に勝てば、舞台は国立競技場に移る。大迫から「俺たちを超えて」と激励を受けた背番号13は、「何としても勝たないといけない。自分が次こそは結果でチームを救って、国立に連れていけるように頑張りたい」と勝利を誓った。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

初出場の名古屋が前回王者・岡山学芸館を撃破で堂々ベスト8! 青森山田、神村学園、市立船橋、昌平などが準々決勝進出【選手権3回戦】

大地震の被害に遭った石川県の星稜、観客席に激励の横断幕。他校有志による応援も【選手権】

星稜同窓会が地震影響で応援団の出発中止を発表。「在関東の方で声援を!」の呼びかけに心温まる反響が相次ぐ【選手権】
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事