日本代表は１月１日に開催された「TOYO TIRES CUP2024」でタイ代表と対戦。前半は苦戦してスコアレスで折り返したものの、堂安律と中村敬斗を投入した後半に攻撃が爆発。５－０で圧勝した。

　この結果に震撼したのが、タイと同じ東南アジア勢で、アジアカップの初戦で森保ジャパンと対戦するベトナムのメディア『Dak Nong』だ。

「タイが日本に惨敗したのを見ると、ベトナム代表が心配だ」と見出しを打った記事で、「タイが日本に０－５で敗れたが、これは2023年アジアカップを前にベトナム代表にとって警告となる」と伝えている。

「タイの敗北はベトナムにとって間違いなく警告となる。集中して最善を尽くさなければ、ベトナムも同様の敗北を喫する可能性があることを率直に認めなければならない。初戦の失敗は間違いなくフィリップ・トルシエ監督が望んだシナリオではないが、このような結果を避けるのは簡単ではない」
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　同メディアは、「日本が最高のカードを投入して勢いを加速すると、タイは耐えることしかできず、失点を重ねた」と続けている。

　また、2022年ワールドカップのアジア最終予選では、すでに本大会出場を決めていた日本と１－１で引き分けたが、シュートを24本も浴び、「（ドローは）幸運とGKトラン・グエン・マンの優秀さが合わさってのものだった。また、ベトナムがパク・ハンソ監督の下、まだ絶頂期にあった頃だった」と指摘。こう主張している。

「現在は状況が大きく異なる。今回は消化試合ではなく、日本ははるかに強い。一方、ベトナム自体の状態は決して良いとは言えない」

　14日のグループステージ初戦で、日本と相まみえるベトナムにとって、タイの戦いぶりは勇気よりも恐怖を与えたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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