「僕はトッププレーヤーだと思う」ラツィオサポからブーイングの鎌田大地を同僚アタッカーが擁護「素晴らしい選手で、素晴らしい人間だ」

2023年12月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

フロジノーネに3-1で勝利

交代時にブーイングを浴びた鎌田を同僚が擁護した。(C)Getty Images

 途中出場でチームを逆転勝利に導いた今季の新戦力が、苦戦している鎌田大地に賛辞を寄せた。

 ラツィオは12月29日、セリエA第18節でフロジノーネに3-1で勝利した。スコアレスで迎えた後半、PKで先制を許したものの、先発出場した鎌田が交代してから、立て続けのゴールで逆転。終盤にも追加点でダメ押しし、10月以来となるリーグ2連勝を飾っている。

 筋肉損傷で戦列を当面離脱したルイス・アルベルトに代わり、鎌田はスタメンに名を連ねた。だが、インパクトを残すことができず、ビハインドを背負っている中でベンチに呼び戻されている。ピッチを去る際にはホームのサポーターからブーイングも浴びせられた。

 マウリツィオ・サッリ監督は試合後、内向的な性格から鎌田を理解するのが難しいと話した。コミュニケーションに難があるのかと想像させるコメントだ。
【動画】またしてもイタリア代表MFからパスをもらえなかった鎌田。ゴール後も喜ばず

 ただ、ラツィオ専門サイト『cittaceleste』によると、後半からの出場でチームを逆転に導く2点目をあげたデンマーク人アタッカーのグスタフ・イサクセンは、「カマダ? 問題があるとは思わない」と話している。

「素晴らしい選手で、素晴らしい人間だ。ロッカールームの中でみんなとうまくやっている。イタリア語も勉強し始めているし、たぶんもっと時間が必要なだけだよ。僕はトッププレーヤーだと思う。昨季の彼はとてもうまくやった。素晴らしい選手だ。もっとプレーすればクオリティを見せてくれるんじゃないか」

 指揮官やチームメートの言葉からは、鎌田に時間が必要との考えがうかがえる。だが、リーグ戦も折り返しに迫り、周囲からの重圧は高まるばかりだ。去就も取りざたされる鎌田だが、ラツィオで事態を好転させられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 
「カマダが気の毒だ」「バカか」無視された鎌田大地も怒り!ボールを渡さず、"黙れ"と叫んだイタリア代表MFに現地サポから批判殺到!「アマチュアでもパスするだろう」
 

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