「アルテタはトミヤス売却を望んでいるのか?」ナポリ関心の冨安健洋、イタリア帰還はあるのか? アーセナル地元メディアが見解「ケガの歴史は移籍の可能性を除外すべきではないことを意味する」

2023年12月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「どちらのサイドもこなせる完全な選手」

イタリア王者からの関心が報じられた冨安。(C)Getty Images

 冬のマーケット開幕が近づくなか、アーセナルの冨安健洋はナポリからの関心が噂されている。

 昨季のセリエA年間最優秀DFに選ばれた韓国代表のキム・ミンジェをバイエルンに売却したナポリは、この冬の守備強化が取り沙汰されている。

 キムの成功を踏まえ、ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長は昨夏、日本人選手の獲得を口にしていた。そのためか、今冬も日本人選手への関心が噂されている。ひとりがボルシアMGの板倉滉。そしてもうひとりが、ボローニャでプレーした冨安だ。

 イタリアのメディア『calciomercato.com』は12月28日、冨安がナポリに薦められたと報道。ただ、ミケル・アルテタ監督が放出を望んでいないことや、アジアカップ招集の可能性が障害になると伝えた。

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 一方、報道を受け、アーセナルの地元メディア『football.london』は29日、「アルテタはトミヤス売却を望んでいるのか? ノーだ。彼は望んでいない」報じている。

「直近のケガをするまで、トミヤスはプレミアリーグ開幕から14試合のうち12試合に出場している。最終ラインのどちらのサイドでもこなせる能力は彼を完全な選手としている。しかし、彼のケガの歴史は、移籍の可能性を除外すべきではないことを意味する」

 現在はケガで離脱中とはいえ、今季の冨安のパフォーマンスや、指揮官のたびたびの発言からは、calciomercato.comが報じたように、この冬に昨季のセリエA王者に加わる可能性は低いと見られる。

 ただ、マーケットの世界はふたを開けてみなければ何があるか分からない。まずは何か進展があるのか注目だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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