「レッズに大きな変化をもたらした」リバプールの中盤を力強く支える遠藤航をプレミア公式も絶賛!「指揮官は“賢い頭”を必要とし、エンドウはそれを楽しんでいる」

2023年12月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

「いざとなればもっと積極的にプレーできる」

リバプールで躍動する遠藤。プレミア公式もその実力を認めている。(C)Getty Images

 評価が急上昇の遠藤航に、プレミアリーグ公式も注目。12月29日に公式サイトで「エンドウがリバプールの中盤の要になった理由」と題した記事を公開した。

「負傷したアレクシス・マカリステルの代わりに、プレミアリーグの過去5試合に先発し、好成績を収めた」と日本代表MFを紹介。「しっかりとしたポゼッション、機敏なタックル、そしてボールの有無にかかわらずピッチを動き回るのに十分な機動力を備えたエンドウは、月曜日の夜にニューカッスル・ユナイテッドがアンフィールドを訪問する際に、重要な役割を果たすことになる」と展望する。

 また、右サイドから中に流れてチャンスメイクするトレント・アレクサンダー=アーノルドのプレースタイルに触れたうえで、「エンドウはアレクサンダー=アーノルドが抜けたスペースをカバーすることに優れている」と評する。

「リバプールの中盤ユニットの他の2人が高い位置にプッシュされることが多いなかで、動きが崩れた時に、遠藤がいかに素早くスライドして右サイドでの守備をカバーするかは注目に値する」

 守備はもちろん、状況判断とアグレッシブな姿勢にも着目する。

「ルーズボールを拾い、ポゼッションを効率的に再利用する遠藤のベストプレーは中盤の底で発揮されることが多いが、いざとなればもっと積極的にプレーすることもできる」

 記事では、遠藤のプレーデータを踏まえて「ボール奪取や配給に特に秀でているわけではない」とするも、「ユルゲン・クロップ監督が求める役割には完璧に応えている」と記す。

「クロップ監督がドミニク・ソボスライとカーティス・ジョーンズを前線に押し出し、3-2-2-3の布陣でポゼッションしたいのであれば、中盤の底に陣取り、ルーズなパスを拾ったりできる"賢い頭"を指揮官は必要としている。エンドウはそれを楽しんでいるし、十分な運動量も確保している」
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 豊富なスタミナに関しては、「ハービー・エリオットやジョーンズの若々しい脚には及ばないが、元シュツットガルトのミッドフィルダーは、90分あたり平均12.17キロと、依然として多くの走力を誇る」と伝え、「適度なテンポで動き回り、フィールド上では平均6.91キロ/hを記録しており、これを上回るのはジョーンズだけだ」という。

 移籍当初は思うような活躍を見せられなかったが、「今ではその価値を証明している」のは間違いない。

「エンドウが先発したここ5試合で、リバプールが許した枠内シュートはわずか8本。そのうち3試合では1本以下だった。ニューカッスル戦後にアジアカップに向けて出発するエンドウの不在をチームは痛感するだろう」

 抜群の存在感を示す遠藤。「そのゲームマネジメント、意思決定、守備の信頼性は、レッズに大きな変化をもたらした」と認められている。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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