“4戦4発”の中村敬斗、三笘負傷で左サイドのスタメン候補に!高まる期待にも本人は「考えてないです」

2023年12月28日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「お互いにゴールに向かう趣旨は同じ」

合宿初日の練習で汗を流す中村。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 12月28日、日本代表が元日に開催されるタイ代表との親善試合、その後のアジアカップに向けて、千葉県内で始動した。

 その前日、イングランドではブライトンの三笘薫が左足首の負傷で4~6週間の離脱をすると報じられた。シーガルズを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督もアジアカップの出場は難しいとの認識を示した。日本代表にとっては小さくない痛手だ。

 その三笘が主戦場とする左サイドで、スタメン候補としていっそうの活躍が期待されるのが、スタッド・ドゥ・ランスの中村敬斗だ。10月のカナダ戦で負傷した23歳のアタッカーは11月の北中米ワールドカップ・アジア二次予選は招集外に。その後にクラブで復帰を果たし、代表合流前のル・アーブル戦で決勝ゴールを決めるなど、調子は上向きだ。
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 練習後の取材で、「三笘選手の負傷で期待が大きくなるのでは?」と質問を受けた中村は、「僕というか、チームとして戦っていくだけなので、考えてないです」と淡々と答えた。

 三笘との違いについては、「お互いにゴールに向かう趣旨は同じだと思うんですけど、僕はクロスに入って行くところだったり、ペナルティエリア付近でのアイデアが特長」と話している。

 代表デビュー戦から4戦4発と、そのストロングポイントは森保ジャパンでも証明済み。その得点力に期待が懸かる。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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