「驚くことにスペインの巨人には注目されなかった」マンU熱視線の久保建英、手放したバルサとマドリーに西メディアが痛烈皮肉!「世界の半数が注視」「並外れている」

2023年12月27日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ファンの間で興奮を呼んでいる」

韓国メディアがソン・フンミン(右)を引き合いに久保について言及した。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダで躍動する久保建英は、複数のメガクラブからの関心が取り沙汰されている。

 ここにきて現地でも大きく報じられているのが、マンチェスター・ユナイテッドによる獲得の動きだ。結果を残せていない右ウイングのブラジル代表アントニーを放出し、日本代表MFを後釜に据えるのではないかと伝えられている。

 そんななか、いまや市場価値が6000万ユーロ(約93億円)になったレフティを手放したレアル・マドリーとバルセロナを痛烈に皮肉ったのが、スペインメディア『Que Deportes』だ。「プレミアを躍らせるラ・リーガの選手」と見出しを打った記事で、こう伝えている。

「驚くべきことに、バルサでもマドリーでも期待されたほどの注目を集められなかったリーガの選手が、注目に値する形で運命を変えることに成功した。スペインの巨人には注目されなかったものの、この才能ある選手は世界の半数を注視されることに成功した」

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 同メディアは「彼の並外れたパフォーマンスはプレミアリーグを魅了し、数多くの有名クラブの標的となった。国内での評価の欠如は世界的なチャンスに変わり、いまこの選手はその功績を理由に国際紛争の震源地にいることに気づいている」と綴り、こう続けている。

「マンチェスター・ユナイテッドは、レアル・ソシエダのカラーを守る才能あるクボに目を向けた。移籍市場での噂は、イングランドのクラブが来シーズンに向けてクボの獲得を真剣に検討していることを示唆している。卓越した技術スキルと創造的なプレーで、この若い日本人選手はユナイテッドのスカウトの注目を集めており、彼らは彼を即戦力の補強だけでなく、将来の貴重な人材になる可能性があると見ている」

「クラブがチームを強化し、今後の大会で野心的な目標を達成するための選択肢を模索し続ける中、クボがユナイテッドのユニホームを着ているのを見るという期待はファンの間で興奮を呼んでいる」

 久保がバルサのカンテラ(下部組織)で育ち、クラブがFIFAから受けた制裁の影響によって日本への帰国を余儀なくされた後、2019年夏にマドリーと契約を結んだのは周知の通り。ただ、3年間レンタルに出されて後者で1分もプレーすることなく、昨夏にレアル・ソシエダに移籍となった。

 前者の場合は、手放さざるを得ない状況ではあったものの、海外移籍が可能になった時点で条件を渋り、宿敵マドリーに奪われてしまったのは有名な話だ。

 そうした経緯を踏まえ、スペインの2大クラブを揶揄した格好だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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