「これまで会った中で最も勤勉な男の一人」躍動する遠藤航をクロップ監督が絶賛!「チームに違いを与える」「タックルが持ち味の選手はいない」

2023年12月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼のパスは非常に優れている」

遠藤(右)を絶賛したクロップ監督(中央)。(C)Getty Images

 遠藤航が所属するリバプールは12月23日に開催されるプレミアリーグの第18節で、1ポイント差でトップに立つアーセナルとの首位攻防戦に挑む。

 その大一番を前に、ユルゲン・クロップ監督が遠藤について言及した。クラブの公式サイトがコメントを掲載している。

 ここにきてハイパフォーマンスを見せている日本代表MFの適応について質問を受けると、「私の時代にこのクラブが見て来た最も偉大な選手の中には、適応するのに時間が必要だった人もいた。必要ではない人もいた。だが、一部のビッグプレーヤーは必要だった」と前置きし、こう続けている。

「ちょっと言っておくが、アンディ・ロバートソンは半年ほどプレーできず、ほとんどチームにいなかった。彼もそれを忘れていればいいのだが、とにかくそれが真実だ。そして(今夏に退団した)ファビーニョは、一人で6番としてプレーすることができなかったため、システムを変更する必要があった。その後、彼は簡単にプレーできるようになり、それ(アンカー)を自分のポジションにしたので、すべて問題なかった」

【動画】遠藤がユナイテッドの逸材から圧巻のボール奪取 
 そのうえで、日本代表MFについて、「少し時間が必要だ。それだけだ。我々は毎日トレーニングで彼に会うが、彼は私がこれまで会った中で最も勤勉な男の一人だ。良くなるのは明らかだったが、一般の人にも見てもらえるようになったのがうれしいよ。それが我々にとても役立つからね」と発言。賛辞を贈っている。

「そうだ、(ウェストハム戦は)本当に良いプレーだった。彼はチームに何か違うものを与えている、それは明らかだと言わざるを得ない。彼はタックル担当だ。いまやピッチ上の(フィールドプレーヤー)20人にタックルを持ち味とする選手はいない。彼はそれをやってのけるんだ」

 ドイツ人指揮官は「加えて、彼のパスは非常に優れており、意識も素晴らしい。ポゼッションでのよりいいポジショニングを見つける。これはサッカーだから、少し時間がかかることもあるが、私には問題ない」と褒めちぎっている。

 アーセナル戦でも先発が予想されている遠藤。クロップの信頼に応えるプレーを披露できるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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