【J1】佐藤寿人の158ゴール目が生まれたメモリアルゲームは、痛み分けのドロー。名古屋はシモビッチの先制点を活かせず

2016年03月06日 サッカーダイジェストWeb編集部

名古屋の新エースが、2試合連続ゴール。

J1最多得点記録を塗り替えた佐藤(11番)。ドローという結果には、満足していなかった。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグ・2節は3月6日、各地で4試合が開催された。15時キックオフの名古屋対広島戦では、J1最多得点記録を更新する佐藤の158点目が生まれた。

 試合は17分に、名古屋がカウンターから先制した。中盤でボールを奪い返したイ・スンヒが、右サイドへ展開。パスを受けた古林がファーサイドにグラウンダーのクロスを送り、シモビッチが左足で流し込んだ。

 シモビッチは、開幕戦に続く2試合連続のゴール。J初得点は190センチの高さを活かしたヘッドだったが、2点目は相手の嫌なところに走り込む嗅覚が光った。

 一方の広島は、この失点に気落ちすることなく、落ち着いてゲームを進める。そして43分、佐藤の同点ゴールが決まる。

 エリア内に走り込んだミキッチがマイナスのクロスを折り返し、柴崎がシュート。これが佐藤に当たり、ネットを揺らした。佐藤はこのゴールで中山雅史氏、川崎の大久保と並んでいたJ1通算ゴール数を158に伸ばし、単独のJ1最多得点記録保持者に躍り出た。

 その後は、互いにビッグチャンスを作りながらも、フィニッシュの精度を欠いて無得点。両チームのエースがそれぞれ1ゴールを決めた試合は、痛み分けのドローに終わった。
 
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