「素晴らしい選手だ」「難しい試合だった」対峙したブラジル代表DFが久保建英に賛辞!伊メディアも「簡単な任務ではなかった」

2023年12月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

「彼はしばらく前からうまくやっている」

久保を称賛したのがカルロス・アウグスト(右)だ。(C)Getty Images

 レアル・ソシエダの久保建英は、12月12日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ最終節で、昨季準優勝のインテルを相手に好パフォーマンスを披露した。
 
 後半には、右サイドからの突破であわやPK獲得という場面をつくった。VAR介入でシミュレーションと判定され、イエローカードを出されたものの、そこに至るまでの躍動ぶりが印象的だったのは確かだ。

 対峙したインテルDFも、久保を警戒していたようだ。イタリアのメディア『TUTTOmercatoWEB』によると、3バックの左CBとして先発出場し、終盤は左WBを務めたブラジル代表のカルロス・アウグストは、「(久保は)素晴らしい選手だ」と話している。

「僕らは知っていた。今の彼はすでにしばらく前からうまくやっている。僕たちはうまくやった。とても難しい試合だった。今は前を向こう」

【動画】「シミュレーション取られたけど、上手すぎ」久保のキレキレ3人抜きドリブル→PK奪取→取り消しでイエロー
 そのカルロス・アウグストに対するイタリア・メディアの評価はまちまちだ。及第点の6点を中心に、5.5点や6.5点と媒体によって違いが見られた。

 久保とのマッチアップになったことに言及した寸評も少なくない。

 6.5点とカルロス・アウグストを高く評価した『calciomercato.com』は、久保やミケル・メリーノの対応で「簡単な任務ではなかった」と伝えている。TUTTOmercatoWEBも「守備ではソシエダで最も危険なクボを相手にミスが少なかった」と、やはり6.5点をつけた。

 6点とした『Gazztta dello Sport』紙は、「ミスが少なかった」とカルロス・アウグストを評価しつつ、前述のPK判定場面で久保に抜かれたことを指摘。同じく6点だった『Sport Mediaset』は、「彼のゾーンにはクボがいたが耐え、マークで閉ざすべきときは反応した」と報じている。

 一方で、5.5点とカルロス・アウグストを及第点未満とした『Eurosport』は、「簡単な夜ではなかった。クボの継続的なプレッシャーを受けた」と伝えている。

 今季のセリエAで首位に立つインテルは、15節を消化してリーグ最少の7失点と守備が堅固なチーム。そのインテルを相手に、久保はインパクトを残したと言えそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「ソシエダで最高の選手」CL1位通過貢献の久保建英、スペイン大手2紙が称賛!「インテルを混乱させた」
 

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