現地時間12月12日に開催されたチャンピオンズリーグ（CL）グループステージ第６節で、久保建英が所属するレアル・ソシエダがインテルと敵地で対戦。スコアレスドローに持ち込み、グループステージ首位通過を決めた。

　４－３―３の右ウイングに入った久保は、インテルの堅い守備をチーム全体が崩せないなか、厳しいマークに遭い、前半は見せ場を作り出せない。

　それでも、後半はほとんどのチャンスにこのレフティが絡む。68分には右サイドから切れ込んで中央へパス。好機を作り出すも、アルセン・ザハリャンのシュートはDFにブロックされた。

　これで得たCKのキッカーを務め、正確なボールをミケル・オジャルサバルに合わせるも、10番がミートできない。
 

　迎えた75分には、右サイドからマーカーを２人抜き去り、さらに敵陣ペナルティエリアでハカン・チャルハノールをかわしたところで倒れて一度はPKが宣告されるも、オンフィールドレビューの末に取り消され、イエローカードが出された。
【動画】久保のキレキレ３人抜きドリブル→幻のPK奪取
　スペイン紙『AS』は「この日本人はレアル・ソシエダで最高の選手の一人」とそのプレーぶりを称賛。同じく大手の『Mundo Deportivo』紙もこう賛辞を贈っている。

「序盤からライバルを引き受け、対峙し、引きつけるという最初の目的を達成し、後半にはボールを持って外から中へと走り回ってインテルを混乱させた。ザハリャンへの素晴らしいパス、主審が笛を吹いてVARが修正したペナルティをシミュレートしてイエローを出された」

　目に見える結果は残せなかったは、インテルの脅威となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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