【J1】金崎夢生が決勝点でハリルホジッチ監督にアピール! 鹿島がお家芸の1-0で鳥栖を下す

2016年03月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

セットプレーの折り返しに合わせ、ヘディングでゲット!

山本の折り返しに詰めて金崎(33番)が決勝点。7日からの代表候補合宿に向け、ハリルホジッチ監督への良いアピールにもなった。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 J1リーグ2節は3月5日、各地で5試合を開催。2月28日の開幕戦でG大阪に勝利した鹿島は、同じく開幕戦で福岡を破り、白星スタートを切った鳥栖をホームに迎えた。

【J1 PHOTO ハイライト】鹿島 1-0 鳥栖

 日本代表のハリルホジッチ監督が視察に訪れた試合は、両チームとも相手の出方をうかがう慎重な立ち上がりとなったが、次第に鹿島がリズムを掴んでいく。

 キープ力の高い右MFの遠藤が時間を作り、そこにFWの金崎や右SBの西が絡んでチャンスメイク。いつもどおりに、サイドを起点に攻撃の圧力を強めた。

 そして31分、鹿島がセットプレーから先制点を挙げる。右サイドから遠藤が丁寧なクロスを送ると、ファーサイドで完全にフリーになった山本がヘッドで折り返し。中央で待ち構えていた金崎が、相手DFに競り勝ってヘディングで沈めた。

 この1点で主導権を握った鹿島は、守備のバランスを保ちながら、カウンターでチャンスを狙う。

 一方の鳥栖は、なかなか打開策を見出せないまま、1-0の鹿島リードでハーフタイムを迎えた。

 後半は鹿島がリードを上手く活かして試合を進めた。

 前がかりに1点を狙ってくる鳥栖の裏のスペースを突くべく、60分にスピードのあるカイオを投入。さらに、70分には新加入のボランチ永木をピッチに送り込み、中盤の守備力を高めてカウンターから2点目を狙った。

 一方の鳥栖は、65分に岡田に代えて早坂を入れ、前線の活性化を狙う。しかし、なかなかエース豊田を活かすフィニッシュの形が作れず。78分には高橋、池田を同時投入する二枚替えで勝負に出たが、チャンスを決め切れずに終了の笛を聞いた。

 決勝点を挙げた鹿島の金崎は、「(山本)修斗くんの良いクロスでゴールを決められて良かった」。7日からの日本代表合宿に向けて、ハリルホジッチ監督への良いアピールになった。

 鹿島は、これで開幕2連勝。2試合連続の1-0で、接戦をモノにする"お家芸"の復活を感じさせた。
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