「一流のゴール」。逆転されるのが「分かった」。なぜフルアム指揮官は遠藤航の鮮烈同点弾に“敗戦”の恐怖を感じたのか

2023年12月05日 サッカーダイジェストWeb編集部

「自分たちのプレーができた」

遠藤の投入が流れを変えた。(C)Getty Images

 敵将も脱帽の様子だ。

 現地12月3日に開催されたプレミアリーグの第14節で、遠藤航が所属するリバプールは、フルアムとホームで対戦。4-3で劇的な逆転勝利を収めた。

 19分にトレント・アレクサンダー=アーノルドのFK(記録はオウンゴール)で先制したリバプールは、4分後に追いつかれるも、39分にアレクシス・マカリステルのミドルシュートで再びリードする。

 その後に2失点を喫して逆転を許したものの、83分に投入された遠藤が87分に圧巻のミドルシュートで同点弾。これで勢いに乗ったレッズは、その1分後にアレクサンダー=アーノルドがゴラッソを叩き込み、土壇場で試合をひっくり返した。

【動画】劇的逆転勝利を呼び込む圧巻のミドル弾!「並外れたフィニッシュ」と同僚DFも絶賛した遠藤航のプレミア初ゴール
 リバプールの地元紙『Liverpool Echo』によれば、フルアムのマルコ・シウバ監督は試合後、「我々はこの試合からもっと多くを得ることができた。アンフィールドに来て、自分たちのプレーをすることができた。彼らのゴールの決め方は一流だったが、数は多くなかった」とコメント。こう言葉を続けている。

「あの段階(同点ゴール後の)で、(逆転されるのは)分かっていた。変化をもたらしたかったが、彼らは観衆を利用したんだ」

 遠藤の同点ゴールが決まった瞬間、熱狂するスタジアム雰囲気に敗戦の恐怖を感じていたようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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