「カマダへの信頼が低下した象徴」鎌田大地、CLでの終盤投入に地元メディアが見解「6月の別れも除外はできない」

2023年12月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サッリの頭には明確な代役候補がいる」

CLセルティック戦では84分に投入された鎌田。(C)Getty Images

 大きく期待された一戦で結果を出せなかったことは、さらなる苦境につながるのだろうか。

 ラツィオの鎌田大地は、11月28日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第5節のセルティック戦で、84分という終盤から途中出場した。

 ただ、マウリツィオ・サッリ監督は試合後、交代したルイス・アルベルトにアクシデントがあったと明かしている。戦術的な意図があって鎌田を投入したわけではないようだ。イタリアメディアによると、ルイス・アルベルトは足がつっていたという。

 そのルイス・アルベルトが出場停止だったセリエA前節のサレルニターナ戦で、鎌田はリーグ戦9試合ぶりにスタメンに名を連ねた。ポジション争いのライバルが不在とあり、出場機会が激減している日本代表MFにとって、インパクトを残したい試合だった。
【動画】鎌田が酷評されたサレルニターナ戦
 しかし、今季未勝利だったサレルニターナを相手にラツィオはチーム全体で精彩を欠き、最下位チームに初白星を献上。チーム同様、鎌田も大きな批判を浴びせられた。

 そういった状況で迎えたセルティック戦での終盤の投入を受け、ラツィオ専門サイト『cittaceleste』は11月30日、「サッリはリードするまでルイス・アルベルトをベンチに呼び戻すのを待ちたがった。明らかにルイス・アルベルトが肉体的に苦しんでいたにもかかわらず、だ」と報じている。

「おそらくは、カマダに対する信頼が低下したことの象徴だろう。ルイス・アルベルトの出場停止で大チャンスだったサレルニターナ戦での精彩を欠いたパフォーマンスは周知のとおりだ」

「こうなると、6月の別れも除外はできない。サッリの頭には明確な代役候補がいる。ボローニャのルイス・ファーガソンを望んでいる」

 現地メディアは、鎌田とラツィオの契約が延長オプションつきの1年と報じている。そのため、今季限りでの退団を巡る噂は絶えない。本人からは、冬の移籍も視野に入れていることを感じさせるコメントも飛び出した。

 鎌田のラツィオ移籍は、不本意な結果のまま終わりを迎えるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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