「旗手や前田がいれば...」CL敗退のセルティック、英『BBC』は欠場者に嘆き!指揮官は「違いとなるのは本物のクオリティ」

2023年11月29日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ベストプレーヤーが起用できる状態が必要」

ラツィオ戦を欠場した(左から)アバダ、旗手、前田。(C)Getty Images

 古橋亨梧や前田大然、旗手怜央が所属するセルティックは、11月28日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第5節で、鎌田大地が所属するラツィオに0-2で敗れた。

 負傷や出場停止で旗手や前田が不在だった一戦で、セルティックは古橋らに惜しい場面もあったが、得点をあげるには至らず。逆に終盤、途中出場したラツィオの主将チーロ・インモービレに2ゴールを許して黒星を喫している。

 セルティックはこれで今大会からの敗退が決定。昨季に続き、まだ白星をあげられていない。この状況に、英公共放送『BBC』は、「セルティックがチャンピオンズリーグで状況を変えるには何をしなければいけないか?」と報じた。

 BBCはセルティックが欧州最高峰の舞台で15試合勝利していないと指摘。ブレンダン・ロジャーズ監督が「クオリティを加える必要」「違いとなるのは本物のクオリティ」と話したことを紹介し、「キョウゴとヤン・ヒョンジュンにはチャンスがあった」と伝えている。

「まぎれもない機会ではなかったが、いずれにしてもチャンスだ。それらは決められなかった」

 もちろん、古橋らがネットを揺らしていれば、状況は変わったかもしれない。だが、セルティック苦戦の一因は選手層との声も寄せられた。
【動画】華麗なワンツーから奪った古橋のCL2戦連発弾!
 元スコットランド代表のジェームズ・マクファデンは、「スコアレスドローで終わっていたら、誰も結果に不満を言わなかっただろう」と話している。

「同じく、相手がインモービレやペドロのようなクオリティの選手たちを投入し、その選手たちがゴールを決めても、驚くことではない」

 これを受け、BBCはロジャーズが「ベストプレーヤーが起用できる状態が必要」と話したと続け、「ハタテ、マエダ、リエル・アバダといった選手たちがいれば、チームを強くしていた」と欠場者を嘆いた。

 また、夏の補強も十分ではなかったと示唆。マクファデンが「ベストプレーヤーたちを起用でき、11人対11人なら、セルティックはかなりうまく競える」と話したと伝えている。

「『若手と契約し、計画を立て、その選手たちを売ることを望んでいるが、準備ができている選手たちを買う必要もある』と言うべきときかもしれない」

 セルティックは残り1試合で白星をあげられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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