冨安健洋のバイエルン移籍はあるのか。地元メディアの見解は?「アルテタが先発の役割を与えることは...」

2023年11月23日 サッカーダイジェストWeb編集部

「立場を明確にしてきた」

アーセナルでの貴重な戦力となっている冨安。(C)Getty Images

 アーセナルの冨安健洋は先日、トーマス・トゥヘル監督が率いるバイエルンから関心を寄せられていると報じられた。

 だが、ミケル・アルテタ監督が率いるチームにおいて、冨安が貴重な存在なのは言うまでもない。

 冨安は加入1年目の後半戦から度重なる負傷に苦しめられ、レギュラーの座を失った。だが今季、10月末のシェフィールド・ユナイテッド戦で初ゴールをと、プレミア挙げるとリーグのここ2試合でスタメンに名を連ねるなど、直近で存在感を高めている。

 スペイン人指揮官も高く評価しているのが、最終ラインのあらゆるポジションをこなせるユーティリティ性だ。今季の冨安は左SBでの起用が多い。バイエルンもこの万能性を評価しているようだ。

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 しかし、地元メディア『football.london』は11月22日、冨安を称賛した9月のアルテタの発言を紹介。フィジカルの問題がなければ非常に重要な選手だと賛辞を寄せていたことを伝え、「アルテタがトミヤスに先発の役割を与えることはないと思われるが、退団の可能性に関しては完璧に立場を明確にしてきた」と報じた。

「守備陣のケガの問題もあって、少なくとも当面はトミヤスが残ることは極めて重要だ」

 1月にアジアカップも控えるだけに、ドイツでの報道でも、冬の移籍は「非現実的」とされている。だが、バイエルンは夏に向けて引き続き冨安の状況を注視していくとのことだ。今後もその動向が騒がれるのは変わらないだろう。

 ただいずれにしても、まずはシーズンを戦い抜き、プレミアリーグで優勝を目ざすチームに貢献し、日本代表でも引き続き堅実さを保つことが期待される。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

「彼は最高。とても良いパフォーマンスだった」右SBで"ほぼ完璧"の冨安健洋をアルテタ監督が絶賛!
 

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