［W杯アジア２次予選］日本 ５－０ シリア／11月21日／プリンスアブドゥラー・アルファイサル・スタジアム

　森保ジャパンは11月21日、シリアとサウジアラビアで対戦し、５－０で大勝した。５日前のミャンマー戦でハットトリックを達成した上田綺世は、２ゴールを奪い、11月の代表活動を２戦５発で終えた。

　抜群の結果を残したが、慢心はない。それどころか、むしろ気を引き締めている様子だ。25歳のCFは「ハットトリックに続いて２ゴールです」の投げかけに対し、「まずは勝てたことが良かったと思います」と最小限で答えれば、手応えを問われても、あくまでチームメイトのおかげだと強調した。

「日本代表として良い崩しだったりとか、形を作れて、そのフィニッシャーが僕だっただけかなとは思います」
【動画】上田綺世、わずか３分間で２ゴール奪取！

　森保ジャパンでゴールを量産する一方で、今季から所属するフェイエノールトでは控えに甘んじ、得点は１に留まっている。序列を上げるために求められるのは、やはり結果だ。

「今の状況を変えるためにはゴールも必要。そこはこだわってやっていきたいなと思います」

　上田は直近２戦での活躍について、「ちょっと相手が参考になんないかな」とも口にする。オランダリーグで、チャンピオンズリーグで、大いに参考になる結果を残し、次の代表活動ではより、１トップのファーストチョイスに近い存在となれるか。

取材・文●有園僚真（サッカーダイジェストWeb編集部）

【PHOTO】日本代表のシリア戦出場16選手＆監督の採点・寸評。スコアラーと指揮官に７点台の高評価。MOMは４Aの14番