久保の躍動、南野の復帰で激化するトップ下のポジション争い。“安泰”ではなくなった鎌田はどう捉えている?「強豪国になればなるほど...」

2023年11月15日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「自分自身も入っていけるように」

鎌田(右)と久保(左)に、南野を加えたトップ下争いに注目だ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 ラツィオの鎌田大地は、コンディションの問題で日本代表の10月シリーズに招集されなかった。

 その10月シリーズで、鎌田不在のトップ下は、カナダ戦(4-1)で南野拓実、チュニジア戦(2-0)では久保建英がスタメン起用された。

 第二次森保ジャパンでは初招集となった前者は、モナコでの好調そのままに、チャンスを作る動きやプレスバックで貢献。決定機を決められなかったものの、好印象を残した。

 躍動するレアル・ソシエダでは右ウイングでプレーする後者も、伊東純也の追加点をアシストするなど躍動。右サイドにはその伊東がいるため、試合後には「チームのことを考えたら、(自分は)トップ下のほうがいいと思う」と発言している。

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 こうして激化したトップ下のポジションを争いについて、鎌田はどう捉えているのか。14日の練習後の取材で尋ねると、こう答えている。

「前に関していい選手がたくさんいる。強豪国になればなるほど、そういうことは起こりえるし、普通のことだと思うので、しっかり自分自身も入っていけるようにやっていきたい」

 クラブで出番が激減している現状を踏まえると、「いまの日本代表は選手層がすごく厚いし、完成度も上がっている」(鎌田)という森保ジャパンでの立場は決して安泰ではない。

 ミャンマー、シリアと戦う11月シリーズで、もう一度自身の価値を証明したいところだ。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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