まさかの起用法を振り返った。

　11月12日のセリエA第12節、宿敵ローマとのダービー（０－０）で、国内リーグでは８試合連続でベンチスタートになったラツィオの鎌田大地は、82分から途中出場。本職でない左ウイングで投入された。

　14日に大阪市内で実施された日本代表の練習後に取材に応じた鎌田は、このウイング起用に「練習をしたことはなかった」と明かした。

「あのチームは戦術的に特殊なんで、サイドハーフ（ウイング）が戦術で何をしたらいいか分かっていなかった」

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　日本代表MFは、「ダービーで０－０で入ったんで、とりあえず０－１にならないようにだとか、必要最低限やるべきことはやらなきゃだめかなと思っていました」と心境を口にしている。

　予想外のポジションで、時間はわずか８分間。戸惑いを感じながらプレーをしていたようだ。

取材・文●江國 森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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