現地時間11月11日に開催されたプレミアリーグ第12節で、４位のアーセナルが、19位に沈むバーンリーとホームで対戦した。

　３日前のセビージャ戦（チャンピオンズリーグのグループステージ第４節）で前半のみで交代し、状態が心配された冨安健洋は、無事に公式戦３試合連続で先発。ホワイトが体調不良でベンチ外となったため、右SBに入った。

　立ち上がりから攻勢をかけるアーセナルは20分、ペナルティエリア内でボールを奪い返したサカが、思い切りよく右足を振り抜くが、GKトラフォードのビッグセーブに阻まれる。

　29分には、冨安からエリア内でパスを受けたトロサールがクロスを供給。しかし、クリアに遭い、惜しくも得点には繋がらない。

　以降も、冨安も積極的に絡んだ攻撃から、幾度となくチャンスを作るなか、45分＋１分に先制に成功する。ジンチェンコのクロスをファーでサカが折り返すと、トロサールが左ポストに激突しながらも魂のヘッドで押し込んだ。
【動画】珍しく冨安が突破を許したところから失点

　１－１で前半を終えるが、54分に激しい身体のぶつけ合いの末、冨安がコレオショに珍しく突破を許したところから、ブラウンヒルにシュートを叩き込まれ、同点に追いつかれる。

　それでも直後の58分、トロサールのCKにサリバが打点の高いヘッドで合わせ、すぐさま勝ち越しに成功する。

　勢いに乗るホームチームはさらに74分、再びトロサールのCKから、追加点をゲット。セカンドボールに反応したジンチェンコが、アクロバティックなジャンピングボレーで突き刺した。

　その後、83分にヴィエイラが足の裏を見せて相手を倒して一発退場となるも、大勢には影響せず。３－１でタイムアップを迎え、前節のニューカッスル戦で喫したリーグ戦初黒星のショックを払拭した。

　なお、冨安はフル出場。やや不運な部分もあり、失点に絡んだ場面以外は、終始安定したプレーを披露し、快勝に貢献した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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