「実力がなかったとしか言いようがない」J1自動昇格ならず...清水FW乾貴士が痛恨の極み。POに向けては「ちょっと今は考えられない」

2023年11月12日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「この2週間でしっかり準備していきたい」

J1自動昇格を逃し、無念がる乾。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[J2第42節]水戸 1-1 清水/11月12日/ケーズデンキスタジアム水戸

 清水エスパルスは11月12日、J2最終節で水戸ホーリーホックと1-1のドロー決着。この結果、2位から4位に転落し、J1自動昇格を逃した。

 前半は相手に押し込まれて劣勢だった。後半は盛り返したものの、62分に自陣でのパスミスから先制を許す。その後、81分にチアゴ・サンタナのゴールで追いついたものの、勝ち越せなかった。

 悔しい一戦の後、FW乾貴士は「実力がなかったとしか言いようがない。自動昇格できるような実力ではなかった」と悔しがった。

 厳しい展開だった前半を「相手のほうが強かった」と認め、自動昇格がかかる大一番ゆえのプレッシャーを否定しつつ、違和感があったかと問われると、こう答えた。
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「あれだけ(ボールを)繋げないと、もちろん違和感はある。45分を無駄にした。よく耐えてくれたけど、あのプレッシャーで何もできないなら、まだまだ」

 さらに「サッカーなので、90分を通して、ずーっと悪い時間なのは基本的には無い。どこかで良い時間帯が来ると思い、耐えようと言っていた」と振り返った。

 攻勢に転じたなかでの失点については、「点が取れなかった攻撃陣のせいでもある」としつつ、「イージー(ミス)をなくさないといけない。全員がその意識を持たないといけない」と指摘した。

 まさかの昇格プレーオフ行きに「ちょっと今は考えられない」と正直に明かしつつ、「この2週間でしっかり準備していきたいので頑張る」と前を向いた。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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