「ワタルは重要な存在だ」ELで酷評された遠藤航をクロップ監督が擁護!信頼を強調「プレミアで100%先発する」

2023年11月11日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ロバートソンは半年もプレーしなかった」

遠藤(左)への信頼を強調したクロップ監督(右)。(C)Getty Images

 批判を浴びた日本代表戦士について擁護した。

 11月9日に開催されたヨーロッパリーグ(EL)のグループステージ第4節で、遠藤航が所属するリバプールはトゥールーズと敵地で対戦。2-3で敗戦を喫した。

 アンカーで先発した遠藤は、持ち味のデュエルでの強さを発揮できず、配給役としても不十分。34分に相手FWの足を踏んでしまってイエローカードを受けると、あわや2枚目というシーンもあり、前半のみで交代となった。

 現地メディアから酷評が相次ぐなか、10日に週末のブレントフォード戦(プレミアリーグ第12節)に向けた会見に出席したユルゲン・クロップ監督が、遠藤について言及した。クラブの公式ホームページがコメントを掲載している。

「ワタルは我々とって常にとても重要な存在だ」

 そう切り出した指揮官は、「これもまたサッカーのある側面だ。11人を並べ、彼らは良いプレーをしていると、他の選手たちがうまくいっていないと思う。それは真実ではない」と発言。こう続けている。

【画像】レッドが妥当だったとの指摘も…敵FWの足を踏んで遠藤がイエローカードを受けたプレー
 
「ワタルは毎日一歩ずつ踏み出すことが大切だ。過去にもこんな話があった。今シーズンは少し違うようで、選手たちはもう少し早く適応できるかもしれないが、こういうケースがあったんだ。アンディ・ロバートソンは半年もプレーしなかった。もう誰も覚えていないが、そんな感じだったんだ」

 ドイツの名将は「他の選手も最初は苦戦した。大丈夫だ。彼は苦戦することさえなかったし、我々はかなり良いプレーをしているし、彼は我々にとって非常に重要な存在なんだ」と強調している。

 まだプレミアリーグでは、スタメンが1試合に留まっているが、プライオリティの高いコンペティションだから起用していないという見方を否定した。

「(ロバートソンのような選手に比べて)彼はたくさんの試合に出た。もし彼が全試合に出場しても、『彼はプレミアリーグでは先発しない』と言う人がいるだろう。プレミアリーグとかは関係なくて、ちょっとしたリズムなんだ。彼は間違いなくプレミアリーグの試合に100%先発するだろう」

 12日のブレントフォード戦は、これまで遠藤が先発しない試合で主にアンカーを務めてきたアレクシス・マカリステルが累積警告で出場停止となる。

 ブレントフォード戦に「100%出る」と断言したわけではないものの、スタメンに名を連ねる可能性は高そうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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