勝点１をもぎとった。

　リバプールは現地11月５日、プレミアリーグ第11節でルートンと敵地で対戦。１－１で引き分けた。

　スコアレスで迎えた80分に先制を許し、試合は後半アディショナルタイムに突入。このまま敗戦かと思われた90＋５分、同点ゴールが生まれる。

　スコアラーは、ルイス・ディアス。ハービー・エリオットのクロスに飛び込み、ヘディングシュートでネットを揺らした。
【動画】ディアスが値千金の同点弾！
　得点後、ディアスはユニホームをまくりあげ、アンダーシャツに記されたメッセージを見せる。「パパに自由を」と訴えた。

　ディアスの両親は、母国コロンビアで誘拐の被害に遭う。母親は救出されたが、父親の安否は依然として不明だ。
 

　まかさの事態にディアスはしばらく公式戦を欠場していたが、ルートン戦はベンチ入りし、83分に途中出場。限られたプレータイムで大仕事をやってのけた。

　クラブの専門メディア『Anfield Watch』によれば、ユルゲン・クロップ監督はディアスの同点弾について「感動的で素晴らしいこと」と称賛した。

　ディアスと固く抱き合う姿も見られたが、「試合後、言葉は必要なかった。ただお互いにハグをしただけだ。私たちは彼の様子を知っている」と憂慮する。

　一部報道では、父親は無事に解放されると伝えられているが、指揮官は「正しいニュースを必死に待っている。それだけだ」とコメントした。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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