「このピッチは初めてなんで」

　2019年に竣工された新国立競技場のピッチを確かめた浦和レッズの興梠慎三は、11月４日に行なわれるアビスパ福岡とのルヴァンカップ決勝に思いを馳せた。

「相手が福岡というのもけっこう脅威な感じがする。相手は初（の決勝）なので、そういうチームはモチベーションが高い。でも、経験的に考えたらうちのチームのほうが大舞台を経験してると思う。堅い試合にはなると思うけど、面白い試合が見せれたら」

　３度のリーグカップ優勝を経験する興梠は、浦和と同様に堅い守備に強みを持つ福岡との一戦では、どちらのチームも守備から入り、後半勝負になると予測する。そして、勝敗を分けるポイントを以下のように語った。
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「一番はやっぱセットプレーとかじゃないですかね。先に点を取ったチームが優位に立つと思うし、やっぱりセットプレーがすごく大事になる」

　勝負どころを嗅ぎ分けられるストライカーは、先発でも途中出場でも「全力でやるだけ」と静かに闘志を燃やしている。

取材・文●渡邊裕樹（サッカーダイジェスト編集部）

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