「退場は妥当」川崎FW遠野大弥の足裏タックルでレッド判定に元日本代表DFが持論。家本元審判員は「真っ赤だとは思わない」

2023年10月31日 サッカーダイジェストWeb編集部

「印象が良くない」

遠野の一発退場が『ジャッジリプレイ』で取り上げられた。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 Jリーグは10月29日、J1第31節の柏対川崎(1-1)を開催。この試合の56分の退場シーンが、DAZN配信の『Jリーグジャッジリプレイ』最新回で取り上げられた。

 川崎の攻撃の場面で、橘田健人からのパスを受けた際にトラップが大きくなった遠野大弥が、ルーズボールに駆け寄ってきた細谷真大と交錯。細谷は、遠野の左足の裏が左足首付近に接触し、転倒した。

 その後、ボールが柏に渡ったため、主審はアドバンテージを適用するも、すぐさまVARが介入。オンフィールドレビューを行なった結果、遠野にレッドカードが提示された。

 同番組にゲスト出演した元日本代表DFの坪井慶介氏は、「足の裏が確かに入っているので、レッドの対象にはなってしまいそう」としたうえで、遠野の印象も良くないとし、こう続けた。

「ここで一旦、相手を止めておこうという印象が良くない。スライディングにいった位置が相手に近いんです。もっと遠いところから、最後に足を伸ばして、なんとか(ボールに)触ろうというスライディングに見えないのが、余計に相手を止めようとしているように見える。最終的にこうやって見ると、退場は妥当かなと思っちゃいます」
【動画】遠野の一発退場シーン
 一方で、ジャッジ解説員を務める元国際審判員の家本政明氏は「100パーセント、レッドカードとは判断しない」との見解を示した。

「個人的にはレッドカードのボーダーにいくかいかないかぐらい。位置関係が、(遠野の足が細谷の)足に真正面からではなくて、少しかすめているように見える。あと、(遠野の)足が少し低い位置にあるので、イエローカードなのは間違いないんですけど、オレンジ寄りのイエローのような印象を持ちますかね」

 家本氏は「際どいですけど、個人的には真っ赤だとは思わない」と考えを述べた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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