板倉滉が今冬、アンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムへ移籍する可能性が浮上している。

　26歳の日本代表DFは、フローニンヘン、シャルケを経て、昨夏にボルシアMGに加入。以来、主力を担い、今シーズンも足首の問題で戦列を離れるまで、中心選手として活躍を続けていた。

　ドイツで存在感を示す板倉を巡っては、今夏もトッテナムからの関心報道があったなかで、スペインメディア『FICHAJES.NET』は10月27日付けで「ポステコグルー、新センターバックに注目」と題した記事を掲載。「トッテナムは、ボルシアMGに所属するコウ・イタクラに興味を持ち続けているようだ」と伝えている。

「夏の移籍市場でも移籍の可能性が取り沙汰されたが、結局は実現しなかった。彼らがイタクラに興味を示しているのは、ディフェンスライン強化の観点からだ。この26歳はブンデスリーガでその価値を証明しており、プレミアリーグでも堅実な補強となる可能性がある。オーストラリア人指揮官は、守備の選択肢を広げたいと考えている。

　現在は主に、クリスティアン・ロメロとミッキー・ファン・デ・フェンに頼っている。ただ、１月に（同じCBの）エリック・ダイアーのような選手が退団する可能性があり、厚みを加える必要性がある。もしイタクラを獲得できれば、有望なオプションになりそうだ」
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　同メディアはさらに、「今夏に獲得したアシュリー・フィリップスに加え、イタクラをロメロとファン・デ・ベンのバックアッパーとして起用する可能性もある」と指摘。両CBの稼働が続くなか、選手層の充実の必要性を強く訴えている。

「好スタートを切り、無敗でリーグ首位を走るスパーズは、チャンピオンズリーグへの復帰を目ざしており、イタクラのような補強は現在の調子を維持するための鍵となる。１月の移籍市場は、チーム強化のチャンスだ。プレミアリーグは多くの選手にとって魅力的な移籍先であり、躍進するトッテナムへの移籍は、才能ある日本人DFを惹きつけるだろう」

　トッテナムには韓国代表の絶対エース、ソン・フンミンが在籍する。そこにサムライ戦士が加わり、攻守の要として日韓コンビ結成となるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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