「みんなが期待して残るようになっちゃって。ちょっと趣旨が変わってきました」高木善朗が語る“千葉劇場の誕生秘話”【新潟】

2023年10月25日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

今やアルビレックス新潟の名物

千葉劇場のひとコマ。とにかく明るい安村のネタを披露する千葉は新潟随一のエンターテイナーだ。写真:J.LEAGUE

 通称「千葉劇場」。千葉和彦のプロデュースによる、勝利後のそのチームパフォーマンスは、もはやアルビレックス新潟の名物である。

 例えば、今年はとにかく明るい安村のネタ「安心してください。履いてますよ!」を千葉が実演。なぜ、そうしたパフォーマンスを勝利したあとにやるようになったのか。高木善朗が千葉劇場の誕生秘話を教えてくれた。

「言い出したのは千葉さんで、試合後の混雑を緩和する目的で始めたんです。興味がない方は早く帰る、僕たちのパフォーマンスを見てくれる方は遅く帰る、そうなってくれればと千葉さんが色々と考えてくれたんですが、ファン・サポーターのみんなが期待して残るようになっちゃって(笑)」

 高木曰く「ちょっと趣旨が変わってきました(笑)」。
 今となっては、"今日は何をしてくれるんだろう"との期待感がスタジアムを包み込む。そんな雰囲気を感じとっている高木は千葉劇場の効果を次のように説明してくれた。

「楽しんでもらえているのかなという感覚はあります。サッカーだけじゃなく、ああいうパフォーマンスを楽しみにスタジアムに来てくれるのも僕的には良いと思います」

 ちなみに、千葉劇場のクオリティは高い。果たして、そのパフォーマンスを完成させるまでの練習時間はどのくらいなのか。そう訊くと、高木は笑顔でこう話してくれた。

「練習も何もないですよ。試合に勝ったらベンチに集合させられて、千葉さんから役割を伝えられてという感じです。千葉さんのプロデュース力は半端ないです(笑)」

 即興ながらも秀逸。千葉のプロデュース力、恐るべしである。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る"女神"アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック!

ACLで手痛い黒星。浦和・伊藤敦樹が口にした枠内シュート0本で韓国の浦項に敗れた背景

「非礼なプレー」「理解不能な判定」蔚山の控え選手にボールをぶつけた敵FWにお咎めなし→抗議にイエローで韓国メディアが憤慨!「中立を守れなかった」【ACL】
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事