FC町田ゼルビアは10月22日、J２第39節でロアッソ熊本と敵地で対戦。勝てばクラブ史上初のJ１昇格が決まる大一番で、３－０の完勝。悲願を成就した。

　１点リードで迎えた後半、チームをさらに勢いづかせるゴールを決めたのが、６試合ぶりの出場となった10番・髙橋大悟だ。

　52分、敵陣ボックス内でバスケス・バイロンの横パスを受けると、巧みなコントロールから、自慢の左足を振り抜く。シュートは相手GKに当たったが、ボールはゴールに吸い込まれた。

「ま、ラッキー（笑）。いつもは、格好つけて打つところを、今日は気持ちをこめて、思い切って打てた。試合に出ていない、たくさんの選手の想いが乗ったゴールかなと思います」
【動画】町田10番・髙橋大悟の渾身ショット

　自身の得点をそう振り返る髙橋は、昇格が決まった瞬間、ベンチに駆け寄った。

「シーズンのなかで悔しい想いをした選手が、どんな時もくさらず、一生懸命にやってきたのが、今日の僕のゴールにつながったと思う。出ている選手だけじゃなくて、悔しい想いをしながら、やってきた仲間がいるので、その人たちのためにも今日、戦ったつもりなので、勝てて良かったです」

　まさにチーム一丸となって掴み取ったJ１昇格。込み上げてくる想いを問われた髙橋は、「いろんな人への感謝の気持ちです」と答えた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

J２金沢のJ３降格圏内が確定...山形戦で完封負け、３連敗で10戦未勝利。21位以下が決まる

「不安との背中合わせで、寝れない日々も...」就任１年目の黒田監督、J１初昇格の喜びを嚙みしめる「町田市43万人、良い報告ができることを嬉しく思う」

【PHOTO】編集部が厳選！ ゲームを彩るJクラブ"美女チアリーダー"を一挙紹介！