かなり長いVARとの交信→OFR→PK取り消し後、永井謙佑が猛抗議。その理由が想像と違った「チェックしちゃうと…」

2023年10月15日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

二度の判定変更に泣く

主審に猛抗議した永井。写真:福冨倖希

 名古屋グランパスは10月15日、ルヴァンカップ準決勝の第2戦で、アビスパ福岡とホームで対戦。開始わずか5分の失点で、第1戦に続いて0-1で敗れ、2戦合計0-2で敗退となった。

 痛恨だったのが、二度の判定変更だ。まずは21分、森下龍矢のクロスから永井謙佑が右足で流し込んだが、VARによってオフサイドが確認され、得点は無効に。さらに53分にも、キャスパー・ユンカーがペナルティエリア内で倒れ、当初はPKの判定ながら、主審がかなり長いVARとの交信の末にオンフィールドレビューを行ない、取り消しとなった。

 この2つ目の場面では、永井が執拗なまでに主審に抗議。記者席から見る限り、PK取り消しの不満をぶつけていたのだと思ったが、実は違った。試合後、永井本人に話を訊くと、裏側をこう明かしてくれた。
【動画】ユンカーが倒され、PKの笛が吹かれる。直前の永井のプレーにも注目
「コーナーだと思ったんで。なんて言ったらいいのかな、僕の認識だと、コーナーになって(主審が笛を)吹いてたから、コーナーじゃないのって言ったら、チェックしちゃうとああなっちゃうっていう。確認したらそういう認識だったので、それで喋ってって感じです」

 確かに、ユンカーが倒れた直後に永井が打ったシュートを、相手GK永石拓海が外に弾いてから笛が吹かれていた。ただ、VAR介入による長い中断を経て、ドロップボールで試合は再開された。

取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

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