「スピリットを高いレベルで表現できた」大逆転で決勝進出の浦和、スコルジャ監督は選手に敬意【ルヴァン杯準決勝】

2023年10月15日 藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

ショルツの2得点で浦和が横浜を下す

浦和を7年ぶりのルヴァンカップ決勝へと導いたスコルジャ監督。(C)SOCCER DIGEST

 浦和レッズは10月15日、ルヴァンカップ準決勝の第2戦で横浜F・マリノスとホームで対戦し、2―0で勝利。2試合合計2―1で浦和が決勝へと進出した。

 第1戦を0-1で落とし、決勝進出には2得点が必要な浦和は、出場停止の酒井宏樹に代わって右SBに普段は2列目を担う関根貴大を起用。攻撃的な布陣で逆転を狙った。

 序盤からボールを支配して攻め続ける浦和は69分、早川隼平がペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。これをアレクサンダー・ショルツが確実に決めて同点に追いつく。

 さらに90+1分には、荻原拓也のクロスが實藤友紀のハンドを誘い、これもPKの判定に。再びショルツがゴールネットを揺らし、2試合合計で逆転に成功。浦和が決勝への出場権を手にした。

【動画】ショルツがPK2発!本拠地・埼スタで浦和が横浜を退き、逆転で決勝進出!
 試合後、浦和のマチェイ・スコルジャ監督は「選手たちに敬意を表したい」と話しつつ、激闘を振り返った。

「立ち上がりから90分間、高い強度を出し続けられた試合だった。選手たちがベストを尽くしてハイプレスをかけ続けてくれた。

 勝ちたいと願う両チームが攻撃的にプレーしてお互いにチャンスを作った。では、なぜ我々が決勝に進めたかというと、チームプレーとスピリットを高いレベルで表現できたからだ」

 チームは過去2年、準決勝で悔し涙を流してきた。選手たちの決勝への強い思いが力となって、決勝への切符を掴み取った。2016年以来の戴冠まで、あと1つだ。

取材・文●藤井圭(サッカーダイジェストWeb編集部)

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