日本代表に復帰した中山雄太が、大怪我をした際の板倉滉とのやり取りを明かした。

　日本サッカー協会が10月12日、公式YouTubeチャンネルに最新コンテンツを投稿。板倉と中山の対談を公開した。

　ハダースフィールド（イングランド２部）に所属する中山は、カタール・ワールドカップ直前の昨年11月、サンダーランド戦で右アキレス腱断裂の大怪我。長期離脱を余儀なくされ、W杯も無念の欠場となった。

　対談で負傷後の裏話に話が及び、中山が次のように語った。

「（板倉）滉から連絡がきた。捻挫は良くやるので、滉が『捻挫した？』ってきたんですけど、俺が普通に『滉、ワールドカップ行けなくなった。マジで頑張って』って送ったら、滉が『マジごめん』って（笑）。そこから返ってこなくなったんですよ。大丈夫だよって送っても。後日、電話はしたんですけど」
【動画】日本代表の国内合宿に密着！中山＆板倉の対談も

　板倉も小さくない衝撃を受けたようだ。「倒れ方の映像をめっちゃ見て、（中山は）捻挫癖みたいなものがあったから、雄太また足首をやったんだなと思って、軽い感じで聞いたら、『ワールドカップ行けなくなったわ』みたいな。俺も頭抱えたよ」と当時の心境を振り返った。

　中山は長いリハビリを乗り越え、今年７月に非公開で行なわれたアクリントンとのテストマッチで、約９か月ぶりに実戦復帰。10月シリーズに臨む日本代表にも約11か月ぶりに復帰を果たした。

「今があるのは、そういう思いが紡いできたから」と、ここまでこれたのはファンや友人から、心配や応援の言葉をもらったからだとした中山は、「また元気な姿を見せるしかない、頑張ろうと思った。そこでまたみんなが応援してくれて、元気にやれる、楽しくやれる。なんかすごく素敵なサイクルをもらったっす」と笑顔を見せた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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