中国の杭州で行なわれているアジア競技大会で、サッカー男子の決勝戦が現地７日に開催。ファイナルの舞台で、日本と韓国が金メダルをかけて激突する。

　この一戦にドイツメディアも注目しているようだ。韓国の『スポータルコリア』によれば、『スカイスポーツ・ドイツ』は「チョン・ウヨンは現在、精力的な活躍を見せており、前所属のフライブルクに追加収入をもたらすことができる」と報じた。

　現在はシュツットガルトに所属するチョン・ウヨンは、アジア競技大会でここまで７ゴールを記録し、得点ランキングのトップに立つ。

　韓国にとって不可欠な得点源だが、『スカイスポーツ』は「チョン・ウヨンが金メダルを獲得すれば、フライブルクも大きな利益を得ることになる」と報道。24歳のアタッカーは今夏、約300万ユーロ（約４億7000万円）でフライブルクからシュツットガルトに加入したとされるが、アジアの大会で韓国が頂点に立てば、この金額はさらに増えるという。
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　同メディアは「シュツットガルトは、100万ユーロ（約１億5000万円）未満の追加金額をフライブルクに支払わなければならない」と伝え、また『スポータルコリア』は「フライブルクだけが得をするわけではない」とし、次のように続ける。

「シュツットガルトは、チョン・ウヨンがスポーツで成功し、それに伴う自信を得ることを望んでいるが、中国で韓国が優勝すれば、チョン・ウヨンと代表チームにとって二重の収穫となる。この場合、チョン・ウヨンは韓国での20か月の兵役義務が免除され、選手とクラブは心配事が一つ減る」

　さらには、たとえ優勝を逃したとしても、「2024年のパリオリンピックでメダルさえ取れば、兵役免除を受けられるというのがシュツットガルトの考えだ」とクラブ側の思惑を記す。

　果たして、頂上決戦はどんな結末を迎えるか。注目のタイトルマッチは日本時間で７日の21時にキックオフ予定だ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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