「何度もやられた」CL初先発の冨安健洋に現地メディアは厳しい評価「不安定でひどい」

2023年10月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

「左足の見事なボレーで得点に迫ったが...」

右SBで先発し、左SBに回った冨安。(C)Getty Images

 チャンピオンズリーグ(CL)初先発の一戦は、悔しい逆転負けに終わった。冨安健洋のパフォーマンスには、賛否両論が寄せられている。

 相手のミスからガブリエウ・ジェズスのゴールで先制したアーセナルだが、25分に冨安へのパスを奪われたところから同点弾を献上。後半の66分にCKから冨安が決定機を迎えるも、シュートを相手守護神に阻まれると、3分後に逆転を許して敗れた。

 英紙『Sun』は採点記事で、右SBでスタメンに名を連ねた冨安に、「序盤は相手SBのオーバーラップに苦しんだが、その後はうまく落ち着いた」と6点をつけている。

「ブカヨ・サカがいる間はうまく前にも進んだが、彼が交代してからはファビオ・ヴィエイラと再び関係をつくることができなかった。後半に左足の見事なボレーで得点に迫ったが、ブライス・サンバに阻まれている」

【動画】冨安はフル出場で奮闘も…アーセナルはフランスで痛恨の逆転負け
 一方で、辛口採点も少なくない。『Evening Standard』や『90min』、『Pain in the Arsenal』は5点をつけた。90minはアドリアン・トマソンに「何度もやられた」と指摘。アーセナル専門サイトのPain in the Arsenalは、「ランスはアーセナルにトミヤスを通じたプレーを強いてきたが、シンプルに彼はファイナルサードで十分じゃなかった」と報じた。

「アーセナルはあまり多くが良いパフォーマンスではなかった。トミヤスは不安定でひどかった」

 開幕戦でPSVを相手にホームで4-0と快勝し、好スタートを切ったアーセナルだったが、今シーズン公式戦初の黒星でグループBの2位に転落した。

 トップから最下位まで1ポイント差ずつと混戦模様になりつつあるB組だけに、セビージャとの2連戦は重要だ。冨安は再びスタメンに名を連ね、勝利に貢献する活躍を見せられるだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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