「醜態を晒した」日本戦敗北で審判に激しく詰め寄った北朝鮮代表に韓国メディアも唖然!「逃げ出すしかなかった」【アジア大会】

2023年10月02日 サッカーダイジェストWeb編集部

「審判の身体を腕で押しのける場面もあった」とも

激しいタックルに吹き飛ぶ佐藤(左)。北朝鮮はファウルまがいのラフプレーを繰り返した。(C)AP/AFLO

 試合後、ピッチに戦慄が走った。

 現地10月1日、中国・杭州で開催されているアジア大会の男子サッカー準々決勝で、U-22日本代表は北朝鮮と対戦。前半は押され気味の展開も0-0で凌ぎ、50分に内野の先制点で均衡を破る。74分に相手に強烈ミドルを決められていったんは同点とされるが、6分後に西川が得たPKを松村が決めて突き放した。2-1で勝ち切り、堂々のベスト4進出だ。

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 前代未聞の事態に陥ったのは、タイムアップ直後だった。あろうことか北朝鮮の複数の選手たちが主審に激しく詰め寄り、怒りをぶつけたのだ。顔を近づけてまくし立て、身体を押しつける選手も出るなど騒然とした状況に。最後はチームスタッフや日本の選手たちが割って入り、なんとか鎮静化を図る始末だった。

 試合中から北朝鮮はラフプレーを連発し、日本の選手たちは何度もピッチに倒された。警告は6枚に達したが、退場者が出てもおかしくないファウルの連続。後半半ばには北朝鮮のキム・ユソンが日本のスタッフから給水ボトルを奪う際、手間取った相手に苛立ったのか、拳を振り上げて威嚇する愚行も。PKの笛が鳴った際にも主審を取り囲んでおり、90分間を通してやりたい放題だった。

 主審を追い立てる様子はTBSのテレビ中継でもしっかり映し出され、日本のファンからは糾弾する声が続々と上がった。一方で、韓国のメディアも驚きを持って報じている。
 
 国際大会に長らく登場していなかった北朝鮮が今大会でベスト8に進出した事実を称えながらも、「なんという荒っぽい抗議。彼らは醜態を晒した」(Xスポーツ)、「北朝鮮の選手たちが猛然と主審に駆け寄り、彼は逃げ出すしかなかった」(スポーツ朝鮮)と報道。『中央日報』は「選手たちは審判に駆け寄って威圧的な姿をみせた。日本の決勝ゴールにつながったPK判定が気に入らずに強く抗議したのだ。一部の選手は激怒し、審判の身体を腕で押しのける場面もあった」と伝えている。

 アジア大会の男子サッカーはベスト4が確定。10月4日の準決勝で日本はイランを破った伏兵・香港と対峙し、もうひとつのカードでは韓国とウズベキスタンが激突する。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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