Jリーグは10月１日、味の素スタジアムでJ１第29節のFC東京対ガンバ大阪を開催。３ー０でFC東京が勝利した。

　序盤は互いに積極的に攻め合う展開ながら、なかなか決定機が生まれないまま時間が進んでいった。３分のG大阪・ダワン、15分のFC東京・仲川輝人による枠内シュートは、ともにオフサイドの判定となった。

　最初に大きなチャンスを迎えたのは、G大阪。20分に倉田秋のスルーパスを受けた宇佐美貴史が、相手DFの背後に抜け出し、左足を振ったが枠を捉えられない。

　対するFC東京は33分、原川力の左CKにニアサイドで合わせた渡邊凌磨が強烈なヘディングシュートを放ったが、相手GK東口順昭の好セーブに阻まれた。

　それでも、次のチャンスを活かして、37分に先制する。ペナルティエリア内で仲川の縦パスを受けた原川がドリブルで相手DFを突破すると、右足を振ってネットを揺らした。今夏、セレッソ大阪から期限付き移籍していた原川にとって、加入後初ゴールとなった。

【動画】FC東京の俵積田晃太の圧巻ドリブル弾！

　さらに、43分に追加点を奪う。アダイウトンによる浮き球のロングパスに、ディエゴ・オリヴェイラが反応。見事なファーストタッチで相手GKをかわすと、左足で冷静に流し込んだ。前半で２点リードに持ち込んだ。

　迎えた後半も、立て続けにチャンスを作る。46分に仲川、51分に渡邊、54分にD・オリヴェイラがシュートを放ったが、いずれもゴールを割れなかった。

　そのなかで、78分にダメ押しの得点を奪取する。途中出場の俵積田晃太がハーフライン付近からドリブルを開始し、左サイドを切り裂く。相手DFをかわすと、そのままペナルティエリア内に侵入し、右足を振り抜いてゴールに叩き込んだ。

　その後も相手に得点を許さず、完封勝利。２連勝で、９位の川崎フロンターレに同勝点に肉薄した。

　完敗を喫したG大阪は、２連敗。５戦未勝利で13位に後退した。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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