「僕は記憶にないけど…」川崎市出身の齋藤学はなぜマリノス下部組織へ? 小さい頃は「アイマールをすごく参考にしていました」

2023年10月01日 有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)

「3つ上に兄がいて、フロンターレのスペシャルクラスに入っていたので…」

今夏からJ2仙台で戦う齋藤。幼少期の出来事を振り返ってもらった。(C)SOCCER DIGEST

 長らく横浜F・マリノスで活躍した齋藤学は、川崎フロンターレと名古屋グランパス、韓国とオーストラリアのクラブを経て、現在はベガルタ仙台でJ1昇格を目ざしている。

 マリノスでは小学生からプレーしており、横浜市出身のイメージが強いかもしれないが、実家はフロンターレの本拠地・等々力陸上競技場のすぐそば。隣町の川崎市出身だ。なぜ最初に地元のクラブを選ばなかったのか。直撃インタビューで幼少期を振り返ってもらった。

【動画】「おーっ。存在感あるじゃん(笑)」齋藤学が最近見返した印象的な試合

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――川崎出身でありながら、フロンターレではなく、マリノスのプライマリー(小学生チーム)に入ったのは一体なぜでしょうか?
 
「小学校の同級生がマリノスのスクールに入っていて、なんかそいつ曰く、そいつが誘ったみたいです。3つ上に兄がいて、フロンターレのスペシャルクラスに入っていたので、 ライバルというか、あんまり同じところに行きたくなかったので、マリノスに行ったという理由もあります。

 マリノスのプライマリーはセレクションを受けて入ったんですけど、元々あんまり入る気がなくて、少年団のままいようかなと思ってて。ただ、少年団のコーチが『プロを目ざしたいんだったら、そっちに行ったら』みたいな感じで言った…らしいんですよ。僕は記憶にないんですけど。それでマリノスに行ったらこう、段々と」

――子どもの頃、特に注目して見ていた選手はいますか?

「(パブロ・)アイマールが好きでした。僕が小さい頃は、今みたいにサッカーを見る機会があんまりなかったので、同じプレーばっかり見てましたけど、すごく参考にしていましたね」

【バイタルエリアの仕事人】Vol.32 齋藤学|「ハリルに名前を覚えられてなかったので」日本代表での悔しさは今も胸に。川崎時代のライバル三笘薫は――

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