【New Year Cup】鹿島 0-1 千葉|ほぼベストで臨んだ鹿島、主導権握るもカウンターに屈す

2016年02月04日 サッカーダイジェストWeb編集部

U-23代表の櫛引、植田が先発フル出場。

【鹿島 0-1 千葉】ボランチで先発フル出場した小笠原は健在をアピール。攻守に安定感溢れるプレーを見せた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

「Jリーグ・スカパー! New Year Cup」の宮崎ラウンドは2月4日、福岡対熊本、鹿島対千葉の2試合がKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で行なわれた。
 
 第2試合は、ともに2連勝で迎えた鹿島と千葉の一戦。鹿島はU-23日本代表のGK櫛引とCBの植田がスタメン出場した。
 
 立ち上がりからボールを支配して攻勢に出たのは鹿島で、ボランチの小笠原、柴崎、両ワイドの遠藤、中村を中心にポゼッションを高めて千葉ゴールに迫る。しかし、再三チャンスを迎えるもののゴールネットを揺らせず、前半を0-0で折り返す。
 
 後半に入っても鹿島の攻勢は続き、55分にはワンツーから遠藤が抜け出し決定的なシュートを放つが、惜しくもゴール右に外れる。さらに68分、FKのチャンスを掴むと、再び遠藤が狙うが、これもポストに嫌われた。
 
 一方、鹿島の攻勢を凌ぎ続ける千葉も、今季新加入の船山などがたびたびスペースへ抜け出し、チャンスを窺う。すると76分、千葉はカウンターを発動し、アランダが中央から右サイドへ走る船山へ展開。船山の折り返しにアランダがシュートを放つと、そのボールをゴール前にいたエウトンがコースを変えてゴールに流し込んだ。終始押し込まれていた千葉が先制する。
 
 リードした千葉は、その後も好守を連発したGK佐藤と近藤、イ・ジュヨンを中心とした最終ラインが粘り強く対応し、鹿島にゴールを許さずタイムアップ。千葉が1-0で勝利し、宮崎ラウンド優勝を決めた。
 
 鹿島は90分を通じてゲームを支配したものの、相手ゴール前の守備を破る打開力、フィニッシュのクオリティに課題を残した格好だ。後半に入ってからはむしろ、ボールの出所を限定した千葉のクレバーな守備が目立ち、勝負どころでの速攻がうまくハマった展開となった。

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