「疑問が大きくなった」クリンスマン率いる韓国、またも勝てず...母国メディアもがっかり「訓練が不足しているとしか思えない」

2023年09月08日 サッカーダイジェストWeb編集部

「何よりも攻撃の方向性がはっきりしなかった」

韓国はウェールズとスコアレスドロー。頼みのソン・フンミン(7番)も不発に。現体制下でまたも初勝利は掴めなかった。(C)Getty Images

 またも勝てなかった。

 ユルゲン・クリンスマン監督が率いる韓国代表は現地9月7日、ウェールズのカーディフシティ・スタジアムでウェールズ代表と対戦。0-0で引き分けた。

 現体制下で韓国はここまで5試合を戦い、3分2敗と勝利なし。3月にコロンビアと2-2、ウルグアイに1-2、6月にペルーに0-1、エルサルバドルとは1-1。迎えたウェールズ戦、相手はFIFAランキングで35位。28位の韓国より格下だったが、無念のドロー決着。待望の"初勝利"は掴めなかった。

 この一戦を韓国メディア『スポーツ傾向』は「ウェールズが勝ってもおかしくないほど、内容的には完全に負けていた」と伝える。「どのようなサッカーをするのか青写真を提示することにも失敗。クリンスマン監督の攻撃サッカーへの疑問が大きくなった」と手厳しい。
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「何よりも攻撃の方向性がはっきりしなかった。4-4-2のフォーメーションで、チョ・ギュソンを最前線に置き、ソン・ソンミンがやや下がり目で、自由な動きをする。イ・ジェソンとホン・ヒョンソクを左右のウイングに立てて支援射撃するようにしたが、効果はなかった。

 試合序盤は後ろでボールを回すのに忙しく、中盤以降は左センターバックのキム・ミンジェのロングボールとソン・ソンミンの侵入を活用した単調な攻撃に頼った。準備された戦術的な動きがないのか、訓練が不足しているとしか思えない」

 ドイツ人指揮官の手腕が疑問視されている。韓国代表の外国人監督で、4試合を終えて未勝利は過去におらず、「クリンスマン監督は不名誉な記録を書き直すことになった」。

 12日にはイングランドのニューカッスルでサウジアラビアと相まみえる韓国。同メディアは「この試合でも勝利を収められなければ、クリンスマン監督への非難はさらに激化すると見られる」と結んだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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