【欧州冬のメルカート】現地1月29日に決定した主な移籍|パットがチェルシー、エデルがインテルへ! パロスキはプレミアリーグ挑戦を決意!

2016年01月30日 サッカーダイジェストWeb編集部

パットは3年ぶりのヨーロッパ復帰だ。


■アレッシャンドレ・パット
・26歳/FW/ブラジル代表
・サンパウロ→チェルシー(コリンチャンスからの半年レンタル)
 かつてミランで10代にして主力に伸し上がった天才ストライカーが3年ぶりの欧州復帰。2013年のコリンチャンス移籍後も怪我に相変わらず怪我に泣かされたが、2015年はレンタルで渡ったサンパウロで年間26ゴールと復調した。リバプールやベンフィカからオファーが届き、さらに中国から超破格待遇を提示されたが、結局はチェルシーと半年のレンタル契約を結んだ(買い取りオプション付き)。前半戦は不振だったジエゴ・コスタが復調傾向にあるとはいえ、期待外れのロイク・レミは今冬に放出される可能性が高まっているだけに、相応の出番はあるだろう。再びヨーロッパでスピーディーかつテクニカルな類稀なフィニッシュを見せられるか。
 


■エデル
・29歳/FW/イタリア代表
・サンプドリア→インテル(2年半レンタル)
・レンタル料:200万ユーロ(約2億8000万円)
 ブラジル出身ながらルーツのあるイタリアでA代表入りした小柄なセカンドトップ兼ウイング。ブレイクした昨シーズンに続き、今シーズンもここまで12ゴールを挙げるなど結果を出し続け、レスターからも正式オファーが届いたが、昨夏も交渉したインテルへの移籍を本人が選択した。契約形態は買い取り義務付きの2年半レンタルだが事実上の完全移籍で、レンタル料が200万ユーロ、買い取り額が1100万ユーロ(約15億4000万円)。1月30日のトレーニングに早速参加し、31日のミラノ・ダービーで早速デビューを飾る可能性もある。得点力不足に悩むインテルの救世主となれるか。
 


■アルベルト・パロスキ
・26歳/FW/イタリア代表
・キエーボ→スウォンジ―(完全移籍)
・移籍金:800万ポンド(約13億6000万円)
 ミラン育ちのゴールゲッターがプレミアリーグ初挑戦。同じく正式オファーを出したサンプドリアを、スウォンジ―が条件面で上回った。鍵となったのが、イタリアでキャリアを積んできたフランチェスコ・グイドリン新監督(1月18日に就任)だ。「彼とはパルマで一緒だった。選手としても人間としても素晴らしいんだ。獲得を会長に直談判したよ。フィジカルも強いからプレミアリーグでも多くのゴールが期待できる」と期待を寄せる。
 

 
■エルビン・ズカノビッチ
・28歳/DF/ボスニア・ヘルツェゴビナ代表
・サンプドリア→ローマ(半年レンタル)
・レンタル料:120万ユーロ(約1億7000万円)
 昨夏はインテルも狙っていたフィジカルと攻撃センスに優れたCB兼左SB。今冬はシュツットガルトとメディカルチェック寸前までいったが、土壇場で割り込んできたローマを本人が強く望んだ。同胞のエディン・ゼコ、ミラレム・ピャニッチの存在が決め手となったと見られる。280万ユーロ(約4億円)で買い取れるオプション付きのレンタルだ。安定感のないローマの最終ラインを立て直せるか、注目だ。
 
【2016年欧州冬のメルカート】新天地を求めた主な選手
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