昨シーズン、プレミアリーグでブレイクした三笘薫は、今季も開幕から好調だ。３試合で１得点、２アシストを記録しており、ウォルバーハンプトン戦でのゴールは早くも年間ベストゴール候補と称賛された。

　当然、その活躍には世界が注目している。イタリアのメディア『Rivista Undici』でも、「まだカンピオーネ（最高級の選手）ではないが、カンピオーネの特徴をすべて備えた選手」と表現。「昨季を見れば、プレミアリーグでバラ色の将来が待っていることは運命づけられているよう」とたたえている。

「大げさに思えるかもしれないが、彼のインパクトを考えれば、プレミアリーグの『次のビッグなこと』はまさに彼ではないかと思われる。ピッチでの動き方、相手を抜くためのボールの使い方、ドリブルを始めたときにスタジアムに沸き起こるエネルギー。規格外となるには、まずトロフィーを勝ち取らなければいけない。だが、彼は王者になることが約束された選手だ」

　同メディアは「もちろん、ミトマはまだ欧州で多くのことを示していかなければならない」としつつ、「直近のハイライトは、彼がいかに左ウィングという役割をこなしているかを気づかせてくれる」と賛辞を続けた。

「最高級にふさわしい天性の才能を持ち、だが自分のことや自分の限界を自覚し、つまりは規律正しく、段階ごとに進めていくことに慣れている」

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　９月１日に欧州主要リーグの移籍市場が閉じ、少なくともいわゆる５大リーグへの三笘の移籍は実現しなかった。だが、Rivista Undiciは「次のステップは、ブライトン以上に強くて重要なチームへの移籍かもしれない」と伝えている。

「（プレミアリーグの）ビッグ６やレアル・マドリー、バルセロナからオファーが届くかもしれない。まだ存在しないカンピオーネのままでいることをやめ、チームとして重要な何かを勝ち取りたいと望むや、すぐにミトマはそれを受けるだろう」

　まずは今季、三笘がどれほどさらなる飛躍を遂げられるのか。その活躍に期待したい。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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